チアウーマンの皆様、こんにちは!事務局のチア子です。
2021年度がスタートしましたね✨
マスク必須の生活に慣れてきたとはいえ、
この季節になると春らしい色のメイク商品が欲しくなります💄
乳がんの治療では、毛髪、眉、まつ毛、爪にも影響が出る薬を使うこともあります。
これから治療開始となる方が、少しでも安心して自分らしく過ごすことが
出来ますように、今回は、治療前に準備できることや、
お手入れ方法についてご紹介いたします。

1.ウィッグ
抗がん薬治療が始まって2~3週間後から脱毛が始まり、
治療終了後、早い方で1ヶ月(平均3.4ヶ月)程度で髪が生え始めます。
個人差がありますが、その後ショートの長さまで生え揃うには半年~1年位かかるため、
初期治療でウィッグを使う期間は、1~2年程度の方が多いようです。
毛質(人毛、人口毛、混合毛)や、フルウィッグか部分ウィッグか等によって
数千円から数十万円以上のものまで幅広い種類があります。

私も、乳がんの抗がん剤治療経験があります。
診断を受けた時とても髪が長く、自分の髪の毛を入れたいと思い
思い切ってオーダーメイドしました。
自然に見え、つけ心地にも満足したのですが、かなり高額になってしましました💦
その他、バラエティショップなどで、これまでにチャレンジしたことのない髪型
のウィッグも購入し、3~4個を使い回していました!
また、元の髪質とは違う毛が生えてくることもありますが、
時間の経過とともに治療前の状態に戻ることが多いようです。
2.眉毛、まつ毛
眉やまつ毛は、8割以上脱毛した患者さんが60%いたと報告されていますが、
薄くなる程度のこともあり、個人差もあるようです。
私は、髪の毛は抜けたものの、眉毛、まつ毛はほぼ変化はありませんでした。
脱毛後に眉を描くときは、バランスをとるのがなかなか難しいですが、
日本乳癌学会のガイドラインにも眉の書き方が載っていますので、
よろしければ参考にされて下さいね。
アイブロー(眉ずみ)は、ウォータープルーフ(防水用)のものにすると
皮脂や汗が出ても落ちにくくなります。
アイブローの色は、ウィッグの色に合わせると自然です。
また、まつ毛が脱毛すると、目にゴミが入りやすいので、
メガネやファッショングラスでカバーするとよいかと思います。
つけまつ毛を使うときは、接着剤のパッチテストを行ってくださいね。
3.爪
爪のもととなる細胞も抗がん薬による影響を受け、もろくなったり、
筋が入ったり、変色したりします。普段よりやさしいケアと保湿をしましょう。
爪切りを使うと、爪に圧力がかかるので、
なるべく爪やすりで優しく削りましょう (下記参照) 。
手を洗った後はよく拭いて、保湿用オイルやクリームで爪周りの保湿をします。
爪のトラブルを悪化させないために、弱くなっている爪の乾燥を防ぐことが大切です。
変色した爪にネイルカラーを塗る場合は、乾燥のもとになる除光液をできるだけ
使わないように、ネイルカラーの前後に、ベースコートとトップコートを塗ると、
カラーを長持ちさせることが出来ます。
なお、治療中は、爪を削るジェルネイルはお勧めできません。

脱毛などの変化は、落ち込んだり、辛いお気持ちになることもあるかと思いますが、
皆様のCheerDaysを拝見していると、同じ体験をされている方が多くいらっしゃり、
心強く感じられるのではないかなと思います。
お互いに支え合いながら、乗り越えていければと思っています🍀✨
改めまして、今年度もチアウーマンをよろしくお願いいたします。